アメリカのデザイン大学院留学 – 受験にかかった費用

ハーバード大学


こんにちは、Takaです。

この記事では、海外大学院の受験にかかる費用について、私の事例を基にご紹介します。留学中にかかる授業料や生活費等についても前回記事にまとていますので、そちらも併せてご覧ください。

尚、私は大学院留学対策で有名な予備校や対策塾等は使用しませんでした。但し、エッセイのみ数回単発の添削サービスを使用しました。総じて見ると、比較的ローコストに抑えられたケースだとは思います。

受験費用の総額と内訳

早速ですが、受験にかかった費用の総額と内訳をテーブルにしてみました。尚、為替は私が出願した2015年12月当時の1ドル120円を使用しています。

結論から言うと、受験にかかった費用総額は約57万円でした。
尚、対策塾等に行かれた場合の費用総額は100-150万円程度かかるとはよく聞きます。

費用 ($) 費用 (円) %
TOEFL受験 (7回) $1,690 202,800 35.7%
GRE受験 (5回) $1,025 123,000 21.6%
参考書 & Magoosh $266 31,880 5.6%
エッセイ添削 (2本、計3回) $537 64,440 11.3%
大学院出願料金 (7校) $625 75,000 13.2%
TOEFLスコアレポート送付 (6校) $114 13,680 2.4%
GREスコアレポート送付 (6校) $162 19,440 3.4%
卒業大学での証明書取得・送付 (2校) $30 3,600 0.6%
WESでの英文授業評価書作成・送付 (2校) $286 34,320 6.0%
合計 $4,735 568,160円 100.0%

以下では主要なアイテムについて見ていきたいと思います。

TOEFL受験費用

一番高くついたのがTOEFL受験費用でした。合計$1,690、約20万円です。内訳は以下の通りで、7回受けたのに加え、一度スピーキングのスコア見直しを依頼しました。

  • 受験費用: $230 x 7回 = $1,610
  • Speaking スコア見直し: $80 x 1回 = $80

TOEFLの受験回数は、各人の据え置く目標値、発射台の英語力等によって大きく変動します。私は大学時代に英国に1年弱の交換留学経験があったとは言え、スコアが100-105点で揺れ動いたため結局7回受けました。最終的には108点で出願しました。

また、仕事をしながら準備されている方にとっては出張や業務の関係で急遽受験できなくなるといった状況も発生するかと思います。私自身、仕事の関係でTOEFL、GREとも受験料を払ったにも関わらず受けられなかったことがあります。

TOEFL受験費用・回数に関してはバッファーを見ておかれることを強くおススめします。私は半年の短期決戦で全ての出願準備を済ませるプランだったので、仕事の都合でテストが受験できなくなった時は本当に焦りました。出願が1か月後とかに迫っていましたので。汗

尚、TOEFLのスコアメイクのため私が利用した書籍、勉強のTipsはこちらの記事でご紹介しています。是非、参考にされてみて下さい。

GRE受験費用

TOEFL受験費用に次いで高かったのが、GRE受験費用で合計$1,025、約12万円でした。内訳は以下の通りです。

  • 受験費用: $205 x 5回 = $1,025

受験準備は全て含めて半年間での短期決戦と決めていたため、恥ずかしながらVerbalは一切勉強していません。Quantitativeは9割とされる165点に到達するようにMagooshで対策をしました。

5回受けた理由は、日々のTOEFL対策や英語のシャワーで英語力が上がり、ある程度の点が出るのではという淡い期待からです。尚、1回目は何の対策もせずに感覚を掴むために受けました。

尚、GREの解説、私が利用したMagooshというサービスについてはこちらの記事でもご紹介しています。

エッセイ添削費用

エッセイはTop Admitで2本、計3回の添削を依頼し、合計$537でした。
このオンライン添削サービス、コスパがかなり高く、クオリティも申し分ありません。



私自身は日英双方でエッセイ等を書いた経験、また過去にAOや留学対策の指導、カウンセリングをしていた経験があったことからエッセイの執筆にはそれなりの自信がありました。ですので、対策塾等には通わず、自分の書いたものをオンラインでさくっと見てもらう方針を取りました。ここは安く収まった方だと思います。

尚、エッセイの書き方に関しては、私のカウンセラー経験等も踏まえたTipsをこちらの記事で纏めています。併せてお読み頂ければと思います。

予備校、対策塾を使うべきか?

これは一概にYes、あるいはNoと言える問いではありません。と言うのも、発射台の能力、時間やお金の有無、闘い方のスタイルなど、個人的な変数に依拠するところが大きいからです。周囲が同じような志を持つ環境に身を投じた方が、モチベーションが上がるという人も多いかと思います。

参考まで、私は以下の理由から所謂予備校、対策塾は使用しませんでした。換言すると、時間とお金をかける費用対効果が余り無いと思われたためです。

  • ある程度の英語力があった
  • ある程度のエッセイを書く力があった
  • 自力でどこまで闘えるのか試してみたかった
  • そもそも論として、仕事の関係で時間の確保が厳しかった

私は、大学時代の交換留学の準備の際にも苦労した経験があります。何事も一足飛びにはいかないもの。留学準備に留まりませんが、これまでもがきながら、努力し続け、少しずつ結果を出してきた自分のスタイル、努力の「型」には多少なりとも自信がありました。大学院留学の準備も、これまで通りに着実にやればきちんと結果は出るはずだと思い、自力で闘うことを選びました。(こう書くとかなりドMに聞こえてしまいますが笑)

塾に通っている友人もおり、彼らからは塾で出会った人にも鼓舞されているという話も時折耳にしていました。正直、心が折れそうになることも何度かありましたが、無事希望入学先であるハーバードGSDから合格通知が届いた時には、自分のやり方、取り組みは間違いではなかったのだと思えたものです。

おわりに

以上、今回はアメリカ大学院の受験に際してかかる費用についてご紹介しました。

これまでの記事でも書いていますが、留学の準備は孤独な闘いです。留学、そしてその先の自己実現を目指して準備に奔走されている方、応援しています。

最後までお読み頂き有難うございました。

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