アメリカのデザイン大学院留学 – 受験対策③TOEFL

ハーバード大学


TOEFL (iBT)は、アメリカの大学院留学を目指す多くの人が超えなければならない大きな壁の一つです。

最低でも100点、所謂トップスクールを目指すのであれば105点を取ることが望ましいと言われています。

出願スケジュールでも記載した通り、私は108点で出願しました。
尚、大学院受験に際して最初に受けた時のスコアは95点でした。
そこから半年でスコアを13点上げました。

この記事では、私がTOEFL対策にあたって意識したポイントと勉強法についてご紹介したいと思います。
もちろん発射台となる英語力によって得点の伸びに必要な期間は違うと思いますので、私が書く内容はあくまでも一例として捉えて頂ければと思います。

インプットとアウトプットを最大化する

TOEFL対策を通じて私が意識したのは、インプットとアウトプットの機会を最大化するということでした。

併せて、一日の中でも英語に触れる回数を増やすことも心掛けました。朝、昼、晩と英語に触れる機会を分散し、自身の英語脳のスイッチがオンになる回数を意識的に増やしていました。

個人的には、毎日夜に1-2時間とまとめて勉強するよりも効果があったように感じています。現実的な話としては、仕事勤めをしながら纏まった時間を確保することが難しかったので、空き時間を見つけては対策をするという姿勢が功を奏したように感じています。

インプットしよう

まさに「英語の海に溺れる」ではないですが、仕事以外の時間はなるたけ英語を読む、聞く、話す、書く環境下に身を置くよう意識しました。

また、通勤時はもちろんのこと、ランチの時間が取れる日にはスマホのBBCアプリでニュースを読んだり、トイレに行く数分の間でもニュース記事に目を通すことを心がけました。

アウトプットしよう

アウトプットも、インプットと同様に重要です。とりわけ日本に住んでいると、四六時中英語を話す機会なんてそうそうないので。

インプット、アウトプット双方あって英語力は伸びるものだと思います。私はこれら2つを結び付け、相互補完の関係になるような好循環を目指しました。

ある程度のインプットが出来るまではアウトプットは待ちで・・・。なんてことをしている暇は無いので、この記事を読まれている方には今からでも英語でのアウトプットを増やすことを強くおススメします。

振り返ればかなり自分に負荷をかけたように思います。
日本で生まれ育った人が日本で英語の勉強・対策をしているわけですから、それくらいの追い込みなくして105点というのはクリアできないと考えていたので。

各セクション毎の対策

ここでは、実際に私が使用した参考書・対策本やその他ソースも具体的に挙げつつ、私の勉強法についてご紹介出来ればと思います。

Reading

リーディング対策で意識したことは以下の2つです。

  • 単語力を徹底的に鍛える
  • 多読、多読、多読

TOEFLでは同義語を選ぶ類の単語の問題が数個あります。
このあたりは落としていてはもったいないので、以下の2冊を使って単語をひたすら覚えました。

この本は何周したか覚えていません。汗
毎週一回は全て回し、記憶の定着を図りました。
ルーティン化してしまえば、左程苦ではなくなるはずです。

印象としてはTOEFLで実際に頻出する単語のカバー率が高いことに加え、目標の点数毎にRank 1-4と4段階に分けられており非常に使い勝手がいい1冊でした。

この本はエディンバラ大学への交換留学を目指した際に使用した対策本ですが、大学院留学にあたっても再度お世話になりました。

分野別専門用語が豊富に掲載されており、分野毎に単語の定着を図ることができるのがメリットだと思います。地学、天文学、植物学といった分野別トピックでの出題が多いTOEFL対策には持ってこいの一冊です。

私の場合は、頻出単語と難しい類の単語の定着にはTOEFLテスト英単語3800、分野別で単語を復習したいときにはTOEFL TEST対策iBT英単語というように使い分けをしていました。

また、既に述べた内容ではありますが、普段から目に触れるニュースや活字は意識的に英語に切り替えました。私の場合はBBCニュース記事に加え、仕事柄Financial TimesとWall Street Journalを毎日チェックしていました。

英語の記事や書籍を読むことは、単語力の早期定着にも役立ちました。

Listening

リスニングはとにかく量を聞くこと、これに尽きると思います。
私の場合は、エディンバラ大学時代から慣れ親しんでいるBBC Radioを毎日の通勤中に聞くようにしていました。

他にもTEDやアメリカの大学の有名な卒業スピーチ(Commencement Speech)を聞くなどして、自身のモチベーション維持、エネルギー補給もしていました。
というのも、英語のニュースばかり聞いているだけだと正直疲れてしまいますので。

過酷な受験勉強の中にも楽しみを、自分で自分をモチベートしてあげる、エネルギーの給水ポイントを作ってあげるということが大切だと思います。
このあたりは前回のエッセイ対策でも記載した点なので、そちらもご覧ください。

とは言え問題にある程度慣れることも重要なので、その観点で以下の本も使いました。

リアルな英語を聞きまくってリスニング力を高め、TOEFL TEST対策iBTリスニングを数回回して実際の問題形式に慣れるという対策を心がけました。

Speaking

日本人が一番苦労するセクションだと思います。
スピーキングはとにかく量を喋ること、アウトプットに尽きます。

私の場合は朝起きたその瞬間から英語脳のスイッチを入れ、シャワーを浴びながら一人で今日の予定について英語でぶつぶつ喋ったりしていました。

夜寝る前も一日何をやったか、できなかったことや課題は何でどう乗り越えたらいいかなんてことをぶつくさと英語で喋っていました。英語で夢を見ることも結構多かったです。

スピーキングの点数が伸びなくて・・・という相談をたまに受けますが、大抵の人は追い込みきれていない、アウトプットが少ないだけです。恥ずかしいなんて思いは捨て、周囲の目も気にせず、やると決めたらやり抜きましょう。

ぶっちゃけ、結果を出す人はそれなりの努力をしています。話せないから話せるように努力しているので、周囲なんて気にせず自信を持って話しまくりましょう。

あいつ、英語かぶれだよな・・・みたいな目で見てくる人がいたら放置しましょう。自分が真面目に取り組んでいることに負の影響しかない要因は無視で大丈夫です。
ただでさえ忙しい中の準備なのに、ネガティブ要因にかまっている時間はないので。

また、ある程度テンプレートを頭の中に入れ、お題を設定して模擬的に話してみるというのも有効的だと思います。

私の周りではレアジョブE4TG等を使っている知人・友人が多くいました。
ご参考まで。

尚、デザインスクールではスピーキングの足切りは比較的低く設定されていますが、都市計画系に関しては26点を取ることをおススメします。
この点に関しては、ハーバード大学デザイン大学院 (GSD) 都市計画学科を目指す方へという記事で書きましたので、そちらをご覧頂ければと思います。

Writing

ライティングもアウトプットに尽きます。書いて、書いて、書くことだと思います。

スピーキング同様、ある程度のテンプレートを用意し、それに沿って書くと26-28点は安定して取れると思います。

ライティングのエッセンス、書き方のコツなど全体感を掴むには以下がおススメです。

実際に留学すれば授業の課題でエッセイ等を書くことになります。この本はアカデミック・ライティングのいろはをさらってくれるので、過去に留学経験等がない方は手元に持っておいて損は無いかと思います。

また、書けないものは案外話せないものです。換言すると、ライティングとスピーキングは密接に連関しています。両セクションのアウトプットを纏めて対策したい方には以下の書籍もおススメです。

以上、今回はアメリカ大学院受験に必要なTOEFL対策について書きました。
長くなりましたが、最後まで読んで頂き、有難うございました。

これまでの記事でも書いた通り、TOEFLのみならず留学の準備というのは孤独です。
留学という目標に向かって準備をされている方、応援しています。

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