蔵王 – 雪の野に舞うは、喧騒からのエクソダス

雑記


先週末、友達の実家がある山形県・蔵王へ遊びに行ってきました。
3連休ということもあり、家族連れで賑わっていました。

蔵王を訪れたのは初めてだったのですが、とても気に入ってしまいました。
様々な魅力があるのですが、
なかでも雪と風のつくりだす樹氷は圧巻でした。

夜は樹氷のライトアップを見に行ったのですが、これがとても綺麗でした。

「自然は崇高な芸術家だなぁ」、と思わされた次第です。

しかし、寒い寒い。
温度はなんと・・・氷点下11度!!
ソフトクリームもご覧の通りでした。

そんな氷点下のなかで冷えきった体を癒してくれるのが、
開湯伝承1900年の歴史を持つ蔵王温泉。

昨年末から、愛媛の道後、高知の三翠園、静岡の伊東と様々な温泉を巡っているのですが、
蔵王温泉には他の温泉には無い強烈な中毒性があるような気がします。

街を歩くと漂ってくる、硫黄分を多く含んだ強酸性の、あの独特な臭い。
源泉掛け流しの湯に浸かれば遥か遠くに感じられる、都会の喧騒。
そして、ゆったりと流れる優しい時間。

本当に心地良い時間を過ごすことができた旅でした。
蔵王に感謝です。

ゲレンデ、樹氷に温泉。
そんな魅力たっぷりの山形県・蔵王ですが、観光客の減少に頭を抱えているとか。。
今回の旅は、まちづくりや観光政策といった類の事柄について考えさせられる旅でもありました。

「危機感だけがものごとを考える力を生む」
とは、村上龍の言葉ですが、まさしくその通りかもしれません。

観光業を生業としている地方の人々には、危機感がありました。
対してヒト、モノ、カネの溢れ返る東京にこの類の危機感はあるでしょうか。
答えは、Noだと思います。

日々の暮らしの中で忘れかけていた、兵庫県から上京する際に背負ってきた大切な思い。
蔵王への今回の旅は、大切なことを気付かせてくれました。

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