堀文子 展

雑記


今日、平塚市美術館で開催されている「堀文子展」に行ってきました。
(作品の撮影は許可されていません。)

この展示会に行ったのは、彼女の著書『堀文子の言葉 ひとりで生きる』を読んだことがきっかけです。タイトルからもわかるように、彼女は自立かつ自律された女性でその生き様には頭が上がりません。ちなみに、現在92歳でいらっしゃいます。

大自然の中で動物や植物といった様々な生き物が織り成す日常世界を、繊細に、時に荒々しい筆致で描く彼女の作風スタイルはとても新鮮でした。

自分が最近自然と向き合うことを忘れていたことに気付かされました。
鳥のさえずりや、草木の呼吸。自分を取り巻く大自然の中で繰り広げられる「生」や「死」の営みをひとつずつ、大事に全身で感じていきたいと思います。

彼女は今、樹齢500年を超えるホルトの木の下で最後の作品制作に取り組んでいるそうです。
伐採されるか否かの局面で、堀さんが自ら土地を買ってまで守った大切な木。
彼女の言う「最後の絵」には、自然に対する深い愛が散りばめられているのだろうと思います。

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